ISLAND SLIPPERと部長の物語

現在、自社のサンダルをすべてハワイで生産しているメーカーはISLAND SLIPPER以外には存在しません。(過去には数社ありました。)

 

ISLAND SLIPPERのサンダルにはハワイの空気とライフスタイルが反映されています。

 

以前は一部のモデルを中国で生産していた時期もありました。

 

当時アメリカではどこのメーカーでも、様々なものを同じクオリティで出来る第三国で作ることでコストカットを推進していました。

「メイド・イン・○○」を追求するのは世界でも日本人くらいです。

 

しかしながらそれは、ISLAND SLIPPERの形をしていましたが、僕からすれば全く別のものでした。

僕は現社長のジョン・カーペンター氏にも直接話をしました。

「モノにはハワイの空気感が絶対に宿るので、ハワイ製を追求してくれ」と。

 

完成されたデザインとモノだからこそ、お客様は少しの変化にも素早く気付くという日本のマーケットの事もジョン社長は汲み取ってくれました。

数年後中国生産モデルは完全になくなり、コレクションの大半は今もハワイ(オアフ)メイドを頑なに守っています。

 

定番のPT202シリーズは販売から30年以上経過していますが、木型からデザインまで変更などは一切ありません。

ここまで完成されたシンプルなサンダルは、他のメーカーでもなかなか目にすることが出来ません。

しかしながら新しい素材の研究には余念がなく、2006年にはストラップとインソールを全てスエードで製造して今やブランドを代表するモデルとなった203シリーズや、近年では東レのウルトラスエード®を搭載したシリーズなど、完成されたモデルのさらなる進化系を発表しています。

 

デザインなどコンセプトは揺るぎないものの、進歩に関しては柔軟で、これらのコレクションは全て日本からの要望で完成したモデルです。

日本の草履をモチーフに生まれたISLAND SLIPPERで、半世紀たった今、再び日本からの息吹によって新たなモノが生まれている事実には大変感慨深いものがあります。

 

1足買えばもう1足と、買い足すたびに人生の相棒が増えていくような感覚を覚えます。

このISLAND SLIPPERというブランドの良さとISLANDスピリッツを次世代へのバトンとして渡していくことが僕たちの使命だと思っています。

新しいデザインのサンダルもまた後世に残るモノであるように、新しい命を吹き込んでいきたいと思っています。

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株式会社ジー・エム・ティー 取締役部長 奥秋勝也