グッドイヤーウェルトとは?

 

グッドイヤーウェルト製法は、それまで使い捨てだった靴と高品質のノーザンプトンシューズの違いを明白にしました。技術習得には費用も時間もかかりますが、この製法によって作られる靴は耐水性に優れ、何年にもわたって着用できるほど頑丈です。そして何世紀にもわたる人間の創意工夫と熟練した職人技を組み合わせたクオリティの高さを持ち合わせています。

What is a Goodyear Welt?

こちらの動画でグッドイヤーウェルト製法とトリッカーズが誇る職人達の技術をご覧いただけます↓

アッパーレザーとライニングレザー、インソールに接着されているリブをウェルトと縫い合わせることで、靴に強度と耐久性を与えます。 次に、ウェルトはレザーソールまたはラバーソールに縫い付けられ、アッパーとソールを組み合わせます。こういった工程を経ているため、アッパーにダメージを与えることなくソールを完全に取り外すことができるのです。

ウェルトとは、インソールをアッパーに取り付ける帯状の革のことです。そして、それ縫い合わせることによってソールが取り付けられます。ウェルトシューズは接着ではなく縫い合わせられているため、職人による分解、修理が可能になります。

Tricker's Welt

Charles Goodyear Jr.は、ニューヨークのグッドイヤー家に生まれました。1871年、彼は著名な父の財産を用いて、ニューヨークの靴メーカーJames Hanan1869年に取得した「曲がった針と千枚通しを使って、ラストから取り外すことなく靴にウェルトを縫い付けられる改造ミシン」の特許を購入しました。

Tricker's Charles Goodyear

この新しいミシンは、当時ポピュラーだったマッケイ(ブレイクステッチミシン)式に比べかなり優れていましたが、機械的な問題がありました。

特許を購入すると、グッドイヤーは元の発明者であるAuguste Destouyに加えてDaniel Millsという別の技術者を雇い、American Shoe Tip Companyでその機械の問題解決にあたらせました。

グッドイヤーの指示と財政的支援の下、彼ら2人の努力によって、1875年にグッドイヤーの名を冠したウェルトマシンが誕生、特許を取得しました。

トリッカーズは常に市場のトレンドにとても敏感であり、革新的です。 そしてトリッカーズは、手縫いする事なくウェルト・アッパー・ソールを縫い合わせることができるというグッドイヤーウェルトマシンをアメリカから持ち込んだ最初のノーザンプトンの企業の1つとなりました。

このミシンは、アンダーソールを取り付けることなく、インソールとアッパー部分を縫い合わせることを可能にしました。 つまり、1829年以来トリッカーズの職人たちによって手作業で行われてきたことが、機械の助けを借りてスマートにできるようになったのです。

ノーザンプトンの製造業者は新しい技術を学ぶために大西洋を横断しました。そして、そこで学んだ製法は、今もトリッカーズで駆使されています。